三菱のRVRがプレーリーよりずっと大きなマーケットを得ている理由は、荷物室の拡大や縮小を自在におこなえるようにしているところにある。
この種のクルマのひとつのポイントは、リアドアの処理にある。
プレーリーはこれがスライドドアになっているが、普通のドアと比べてどちらがいいかということも、よよ考えるべきではないだろうか。
エーションと考えるとけっこうおもしろいクルマができるのではなかろうか。
本来ならプレーリーも、いろいろ可能性があるはずだ。
プレーリーは既成のミニヴァンの概念にとらわれすぎているため、新しいデザインや機能を加えることができずにいる。
もし、マキシマ/セフィーロをベースにしてプレーリーを作ったらどうなるだろうか。
日産はもう少しプレーリーを興味のもてるクルマにしてほしい。
イプの1ボックス・ワゴン。
ラルゴはセレナのシャシーの上に3ナンバーボディを乗せたクルマである。
この2車はキャラバンやホーミーなどの商業車ベースのクルマとはちがって、乗用車的な乗り心地を実現させている。
床を下げフラットにすることができず室内に影響を与えてしまっていることだ。
セレナやラルゴのシートレイアウトには、日産のこの種のクルマに対する独自の考え方は見られない。
相変わらず回転対座シートなどに固執しており、しかもフロアシフトだからウォークスルーはできない。
セレナやラルゴにかぎらないが、この種のクルマに乗る人はガソリンより経済的ということでディーゼル・エンジンを買うことが多い。
私はディーゼル・エンジンも悪ないとは思う。
この野放図にまき散らされる排ガスだけはなんとかしてもらいたい。
ライバルと比較して この2車を買うぐらいなら、率直にいって私はエスティマのほうを選ぶ。
結論 ミニヴァンにかぎらずいわゆるRVと呼ばれるクロスカントリー4WD車にはディーゼル仕様車がやたら多い。
私はその種のクルマにディーゼルを使うことはドライバビリティ以前の社会的な問題から賛成できない。
現在ディーゼル・エンジンの排ガスは、いまだ明確な因果関係は立証されていないもののへ幼児のアトピー性皮膚炎などのアレルギー症に多大な影響を与えていると疑われている。
アコードのフロアユニットをベースに作られたホンダ初のミニヴァン。
ホンダという会社は、オデッセイのようなクルマをほしがる社員の少ないメーカーである。
ホンダの社員は、自動車はやはりスポーツカーのほうが好きだヨという人が多いはずだ。
オデッセイのようなクルマをホンダが作るというのはやはり時代のなせるわざなのだろう。
オデッセイの設計者は、そうしたことは百も承知のうえで、オデッセイにご普通のエンジンを与えようとした。
私はその話を聞いて、ホンダにも新しい自動車屋が育っているのだなと感心した。
いかんせん日本のメーカーはシートの設計がへたで、ホンダもその例外ではない。
大きめのボディのわりには取り回しがいいのだ。
これならお父さんが運転に疲れたとき、お母さんが交代して運転するということが可能であろう。
私はオデッセイのボディは、日本で使うには少少幅が広すぎるかなと思う。
これをひと回り削って5ナンバー枠におさめた。
オデッセイは日本でももっと使いやすいクルマになるだろう。
日本は都市から地方までいろいろな状況があるから、これでも大きはないという人には、これでいいと思うが東京に住む私としては、少々大きいかなと思う。
もっとも、もしオデッセイがヒットすれば、ホンダは、次はシビック・ベースでミニヴァンを考えるだろうが。
ミニヴァンというと、ディーゼル・エンジンがつきものオデッセイにはディーゼル版がない。
近いうちに軽油の税金が上がり、軽油の価格が上がるから、ディーゼルのアドヴァンテ なるほど正論である。
現在、日本では、ディーゼルはバカ安というイメージが定着しているが軽油の価格が上がればそのイメージもなっている。
日本の税制が軽油の価格を低抑えているのは、ディーゼルは国を支える産業の輸送手段として重要だからという考え方があるからだ。
ここにきてそこまで輸送産業を保護する必要もなってきたし、またディーゼル排ガスが生活環境へ与える悪影響ということもあって、政府は近々、軽油の税金をアップしそうな気配があるのだ。
ホンダはオデッセイのエンジンは燃費がいいからもし軽油が高なるとディーゼルと同じランニングコストで走れるという。
そうなると、ディーゼル・エンジンの正義など、どこにもなってしまうというのである。
私はその意見に同意する。
オデッセイはまあまあ安全だろう。
結論 オデッセイが発表された翌日の新聞には、「ホンダへRVに初参入」 という見出しでオデッセイが紹介されていた。
オデッセイというクルマははたしてRVなのだろうか。
日本で使われるRVという言葉はレクリエーショナルヴィクルの略だと思うが、オデッセイは、そうした手垢のついたRVなる言葉とは少し距離があるように思う。
いま日本で使われているRVという言葉は、クロスカントリーも入ればミニヴァンもあり、ステーションワゴンもありと、その定義がきわめてあいまいだ。
そうした言葉づかいのあいまいさは、オデッセイはホンダのいうとおり、ユーティリティの広いセダンへ とその性格がはっきりしている。
オデッセイはエスティマやラルゴあたりとは少々たたずまいが異なり何か新しいものを感じさせる。
クルマにとって、その外見はきわめて重要である。
ハイエースやキャラバンといったクルマでは、頑張っても、新しい生活感を持った家族のイメージは与えないが、オデッセイにはそれを感じさせるものがある。
私はオデッセイのようなクルマは、いずれ日本における新しいカテゴリーとなるのではないかと思う。
シャリオは旧ミラージュのコンポーネンツをベースに作られた、7人乗りミニヴァンである。
シャリオより8年遅れて登場したRVRは、旧ギャランをベースに作られた少し新しい考え方のFF/4WDの4人乗り2ボックスカーである。
それに対してシャリオは可能なかぎり乗員を押し込めた小型ミニヴァンである。
この2車は、ユーザーの使用目的に合わせて選ぶべきだろう。
4人家族でまだ小さな子供がいる人ならRVRがいいだろうし、大人に近い子供や大人を大勢乗せる必要がある人は、シャリオがよかろう。
ボディカラーにも黄色やターコイズブルーなど明るいものが多選択の幅が広い。
そういう配慮は、この種のクルマとしてとても大事なことだ。
夏休みなどに家族と荷物を満載して、ある程度の長期間、海や山に遊びにいこうとするには、オーソドックスな4ドアセダンよりはこうしたクルマのほうがはるかに重宝する。
クルマというものは、まず人間の生活がありへ その生活を快適にするために必要なものだ。
それには肝心の人間の生活がなければ、どんなクルマを作ってもダメである。
現在の日本人の生活にけっこうマッチしているのだと思う。
概説 旧デリカは三菱の商業車ベースのボックスとして、売れていたクルマである。
一時へ 三菱とメルセデスが接近していたころには次のデリカはメルセデスと共同開発しょうという計画もあったらしいが、すべては御破算となり、結局、三菱だけで開発することとなった。
新しいデリカは、旧来の商業車シャシーでは、パジェロのパワートレーンを使って作られている。
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